アフガニスタンという国は、侵略の脅威及び、内戦など長い間闘争に明け暮れ国内は疲弊してきました。現在国連主導のもと暫定政権が樹立され、アフガニスタンの人々は自らの手で国家を再建する努力をしています。
しかしながら自らの力のみで国家を再建するのは並大抵ではありません。
それには、各国政府の援助やNGOの支援活動などが必要になります。 知育、徳育、体育が教育の三大要素と言われます。自国を誇りに思い、文化や知識を伝承し次世代を担う国民を育てることが国家再建には尤も必要であると考えます。国家の礎となるのは教育です。日本では江戸時代、庶民の教育機関として民家や寺院を校舎とし僧侶、浪人、医者等が読み書きを教えた施設を寺子屋と称し国内にたくさん点在していました。友人であるアフガニスタン国に対し、われわれが何をできるかと考え、寺子屋建設によってアフガニスタン国の教育の一端を担えばと考えました。
アフガニスタン国の教育制度は6・3・3・4制で日本と同じです。しかし教育施設は破壊され、カブール市や年の一部以外は青空教室で子供たちは勉強しています。そこで疲弊した地方にこそ教育機関が必要であると確信し、アフガニスタンサポートセンターの秋山義憲代表を通じアフガニスタンのアクバリ大使及びパシール書記官と協議しカブール市より700km程離れたダイクンディ市に第一号の寺子屋を建設するために平成15年10月19日にアフガニスタンを訪問しました。